デジタル店舗まとめ

DX(デジタルトランスフォーメーション)が加速している中で、小売業のリアル店舗を活性化する新たなソリューションが続々と登場しています。
ここでは、店舗向けデジタルサービスについて紹介して行きます。

日本にあるデジタル店舗とその取材記事をまとめています。(内容は記事公開時点でのものです。現在は変更されている可能性があります。)

虎ノ門ヒルズビジネスタワーの開業に合わせて、オープンした「虎ノ門横丁」。横丁自体の素晴らしさもさることながら、順番待ちや持ち帰り予約のスムーズにできる、素敵なLINE活用をしていました。

「AmazonGo」に近い、画像認識型の無人コンビニ。お客さんが手にした商品を判別し、自動で精算してくれます。

無人化を目指しているわけではなく、あくまでも省人化を目指すシステムとのこと。「なんだかんだ無人の方が面倒じゃん」ということは往々にして起こるのですが、そうならないように考えられており、良いユーザ体験でした。

サントリーのBOSSをベースにしたフルカスタマイズのボトルコーヒーを提供する店舗。オーダーをLINEから行い、LINE Payで決済するという流れが非常にスムーズでした。またコーヒーラベルを自由にカスタマイズできるのが楽しいことも人気の一つのようです。

コスメブランドの「SHIRO」が出しているデジタル店舗です。「無人」で「デジタル接客」を行うということを掲げて「SHIRO SELF」を出されているのですが、サイトやプレスリリース等で謳われていることと実店舗の運用には大きな差があり、興味深かったです。

マクドナルドがモバイルオーダーはかなり秀逸。レジにならぶ必要がなく、スマホアプリから注文・決済ができるだけでも快適なのですが、それに加えてなんと店員さんが商品まで持ってきてくれます。

渋谷パルコの5Fにある、オフラインとオンラインを融合した、いわゆるOMO(Online Merges with Offline)型の売り場。スマホやデジタルサイネージを利用して、新しい購買体験を提供している場所です。
サイネージ上のガイドが分かりにくく直感的に使えないことと、(仮に分かったとしても)使うシーンがそんなにあるのかな…??と感じました。

セルフレジ機能を搭載した「スマートショッピングカート」が話題の店舗。面白かったのですが、今のままだと付加価値がとても高いわけではないと感じました。より活用の余地がありそうです。

「リアル店舗だからこそ」の楽しさはあったなーと思いつつも、コレがメインの顧客体験にはならないのかなとも感じました(来店の強い誘引!というほどではない、の意。ネガティブな意味ではないです)
あとはやっぱりあくまで「店舗で買ってもらう」に寄った発想なのかな〜ということを、ディスプレイのUIを見ていて思いました。アプデに期待です。

KOSÉの商品が、ブランド問わず全て集まっているのがまず嬉しいこちらの店舗。ARミラーや肌診断などがあります。良いユーザ体験に寄与したデジタル活用だと思いました。

ロボットが配膳を行ってくれる店舗。ロボット自体は主要なユーザ体験でなく、直接的に再来店を誘発するものではなく、省人化のソリューションだと感じました!また注文端末のUIの悪さが気になってしまいました。

実験的に設置されている無人店舗。「無人」や「テクノロジー導入」ありきの結果、ユーザ体験が悪くなってしまうというはありがちですが、こちらの店舗はそうではないと感じました。

GUの“オンラインとオフラインをつなぐ次世代型店舗”という触れ込み。店舗で商品を選んで、オンラインストアで購入をする、という店舗。

僭越ながらユーザ体験はあまり良くなく、「デジタル導入が先行した結果ユーザ体験が置き去りになった」のが、細かい設計に出てるように感じた店舗でした。

2020年7月31日に銀座にオープンした資生堂初のブランド旗艦店。ブランド店舗での提供価値とお客様の求めているものを踏まえ、デジタルと人の強みをうまく生かしユーザ体験を作っていると感じました。

株式会社hoppinでは、企業様のユーザ体験設計およびその中のリアル店舗活用のコンサルティングを行っております。

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